愛用のiPhone4のホームボタンを押しても反応しない時があるので、ネットの情報を元に自分で修理してみました。その時に気がついたことがいくつかあるので、ここに書いておきます。
2年契約で使うことが多いiPhoneですが、使用頻度が多いと1年ぐらいでホームボタンの効きが悪くなったり、最悪全く反応しなくなってしまいます。私は今までiPhoneは3GS、4、5と使ってきましたが、3GSと4はどちらも1年ちょっとで調子が悪くなりました。
以前はホームボタンをデコピンしてはじいてやると若干調子が戻ることもありましたが、iPhone 4は2年弱で完全に効かなくなってしまったのでiPhone 5に機種変更しました。
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1. iPhoneのホームボタンが壊れる原因
iPhoneのホームボタンの反応が悪くなる原因のほとんどは、ホームボタンの裏側に貼り付けられているスイッチの劣化による故障によるものです。
このスイッチは、ちょうど中央部分がホームボタンの裏側に当たり、ホームボタンを押した時には「ペコン」と真ん中がへっこんで押されたことを判定しているのですが、長期間使っているうちにスイッチがくたびれてきて、押されても判定ができなくなる場合があります。
不具合が起きた時には、根本的にはホームボタン裏側のスイッチを新品に交換してやればよいです。ただ、作業がものすごく細かいネジを何十個も取り外しするので、初心者がいきなりやろうとするのは無謀以外の何物でもありません。
2. iPhoneのホームボタンをなるべく長持ちさせるにはどうすれば良いか
iPhoneの電源を入れる時に、ホームボタンを押すのではなく、右上のスリープボタンを押してやれば、ホームボタンの劣化を防ぐことが出来ます。
言うまでもなく、正面にあるホームボタンのほうが押しやすいのですが、右上のスリープボタンで電源オンするのは手を伸ばさいないと押せないので操作性は劣りますが、じきに慣れると思います。
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3. iPhone 4のホームボタンを自分で修理した時の体験談
ネット上に沢山のiPhoneのホームボタンの交換方法を書いたブログがありますが、次のリンク先のブログが最もわかりやすくて詳しかったので、結局はここのブログだけ見てホームボタンの交換ができました。
同じような情報をここで書いてもあまり意味は無いので、ここでは実際に修理した時に気がついたことを書いておきます。
3- 1. 専用工具は必須
すべてアマゾンから購入することが出来ます。
3-1-1. 分解ネジマップ
iPhoneから外したネジの場所を後からわかるようにするために必須です。
3-1-2. 分解用工具
iPhoneのネジは特殊なサイズ・形状なので、専用のドライバが必要です。
3-1-3. 交換用ボームボタンスイッチ
3-1-4. マイナスの精密ドライバー
これは専門工具ではないのですが、iPhoneのネジで一箇所だけマイナスのネジがあります。100均のでもいいので、マイナスの精密ドライバーを用意して下さい。サイズは1.8ぐらいです。
3-2. 初心者がいきなりやると失敗する確率が高い
私が一番最初にiPhone4のホームボタンを交換した時は、最初から最後までで4時間かかりました。その後、知人のiPhoneを20台近く修理してきたのですが、5台目ぐらいで慣れてきた段階で1時間弱ほどかかっています。
なぜこんなに時間・手間がかかるかと、細かいネジを30個近く外したり取り付けたりする作業に神経を使われるからです。また、本体のパネルや内部バッテリの何カ所かは両面テープで粘着しているので、それをはがすのにコツがいるのですが、コツをつかむのには何度かの分解の経験が必要です。
よって、場数を踏んでいない初心者がいきなりやると、余ってはいけないはずのネジや部品が余ったり、両面テープをはがすのに失敗してパネルを割るなど、失敗する可能性が高いです。
3-3. ホームボタン裏側のスイッチは位置合わせが必要
ホームボタンの裏側のスイッチは両面テープでペタンと貼り付けているだけです。
調子の悪いスイッチをはがして新品を貼り付ければよいのですが、ホームボタンを押した時にスムーズな動きにするためには、何度か位置を調整する必要があります。位置がずれているとホームボタンの押す位置によって押しにくかったり、押せなかったりします。
一度iPhoneを組み立てなおしたら再度分解するのはネジを30個近く外すために心が折れそうになるので、ホームボタンと正面パネルを取り付けてネジ止めを始める前の時点での調整が良いと思います。
このホームボタンの位置合わせついては他のブログに記載しているのは見たことがありませんが、スムーズにホームボタンを押せるためには、この位置合わせが割りと重要な作業だと思います。
このページの記事は以上です。