Macでメインに使われるOSがOS9からOS Xに切り替わって15年ほどになります。
しかし、印刷関係やデザイン業界を中心に、まだまだOS9でないと仕事にならないところもあります。
私もたまに聞かれるのですが、「古いMacが壊れたんだけど、OS9が起動できるMacない?」という質問。
そこで、オークションや中古屋でOS9が起動できるMacを探すときに役に立つリストを作りました。
なお、拡張がSCSIのみでUSBが搭載されていないものは、あまりにも古くてハードディスクの交換などメンテナンスが実質不可能に近いので除外しました。
余談ですが、関連記事としてOS X・macOSが起動可能なMacの機種を姉妹サイトで公開しています。
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デスクトップ(一体型)
iMac G3
![iMac G3](http://blog.yamafd.com/wp-content/uploads/2013/09/iMacG3Px300.jpg)
iMac G3
透明ボディー(トランスルーセント)で一世を風靡した、おにぎり型の元祖iMacです。
とても多くのカラーバリエーションがあります。
すべてOS9起動可能です。
iMac G4 Flat Pannel
![iMac G4 フラットパネル](http://blog.yamafd.com/wp-content/uploads/2013/09/iMacG4FlatPannelPx300.jpg)
iMac G4 フラットパネル
G4で画面が液晶になった、通称「大福」とか「ひまわり」と呼ばれいているiMacです。
2002年に発売されたモデルのみ、OS9で起動可能です。
OS9起動可能なモデルナンバーは「M8672J/A」「M7677J/A」「M8535J/A」「M8812J/A」の4つで、15インチと17インチの2種類あります。
モデルナンバーは本体底面の円周上に刻印されています。
後継機の2003年モデルからはOS9起動できません。
eMac
![eMacの外観](http://blog.yamafd.com/wp-content/uploads/2013/09/eMacPx300.jpg)
eMac
iMac G3の画面を17インチに大きくして、本体の色を白にしたような外見です。
2002年に発売された、一番最初のモデルのみOS9で起動可能です。
OS9起動可能なモデルナンバーは「M8577J/A」です。
後継機の2003年モデルからはOS9起動できません。
デスクトップ(セパレート型)
Power Mac G4 Cube
![Power Mac G4 Cube](http://blog.yamafd.com/wp-content/uploads/2013/09/PowerMacG4CubePx300.jpg)
Power Mac G4 Cube
名前が表す通り、四角いボディが印象的なG4 Cubeは、OS9起動可能です。
Power Macintosh G3
![PowerMac G3 B&W](http://blog.yamafd.com/wp-content/uploads/2013/09/PowerMacG3BWPx300.jpg)
PowerMac G3 B&W
通称「ポリタンク」と呼ばれるボディを採用したPower Mac G3。
外見上の特徴である透明の白と青のボディから「ブルー・アンド・ホワイト」と呼ばれています。
この機種はOS9起動できます。
Power Mac G4
Power Mac G4は多くのモデルがあってわかりにくいのですが、OS9起動可能モデルかどうかは、外見で判断すれば間違いがないです。
- 正面がブルー・グリーンぽい色で、CD/DVDドライブのフタが上下ぴったり隣り合ってる・・・元祖Power Mac G4
- 全体的にグレー・シルバーっぽい色で、CD/DVDドライブのフタが上下ですこし離れている・・・Quick Silver
- CD/DVDドライブのフタが鏡のように光っていて、正面の下に4つの穴がある・・・Mirrored Drive Doors
- 外見はMirrored Drive Doorsと全く一緒だが、バックパネルにFireWire800の端子がある・・・FireWire800
1. 元祖Power Mac G4
![元祖Power Mac G4](http://blog.yamafd.com/wp-content/uploads/2013/09/PowerMacG4Px300.jpg)
元祖Power Mac G4
すべてOS9起動可能
2. Quick Silver
![Power Mac G4 Quick Silver](http://blog.yamafd.com/wp-content/uploads/2013/09/PowerMacG4C4QuickSilverPx300.jpg)
Power Mac G4 Quick Silver
すべてOS9起動可能。
3. Mirrored Drive Doors
![Power Mac G4 Mirroed Drive Doors](http://blog.yamafd.com/wp-content/uploads/2013/09/PowerMacG4MirroredDriveDoorPx300.jpg)
Power Mac G4 Mirroed Drive Doors
すべてOS9起動可能。
4. Power Mac G4 FireWire 800
![Power Mac G4 FireWire 800のバックパネル](http://blog.yamafd.com/wp-content/uploads/2013/09/PowerMacG4FireWire800Px300.jpg)
Power Mac G4 FireWire 800のバックパネル
このPower Mac G4だけ、唯一OS9起動ができません!
外見上は、先の「Mirrored Drive Doors」と全く一緒です。
唯一違うのは、バックパネルにFireWire 800のコネクタが付いていることです。
FireWire800のコネクタは四角いですが、400は台形(?)のような形をしています。
![FireWire800のコネクター](http://blog.yamafd.com/wp-content/uploads/2013/09/FireWire800Connector1.jpg)
FireWire800のコネクター
![FireWir400のコネクター](http://blog.yamafd.com/wp-content/uploads/2013/09/FireWire400Connector.jpg)
FireWir400のコネクター
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ノートブック
iBook G3
![iBookG3 クラムシェル](http://blog.yamafd.com/wp-content/uploads/2013/09/iBookG3ClamShell.jpeg)
iBookG3 クラムシェル
![iBookG3](http://blog.yamafd.com/wp-content/uploads/2013/09/iBookG3.jpeg)
iBookG3
iBook G3は、大きく分けて「クラムシェル型」と「ホワイト」の2種類ありますが、どちらもすべての機種でOS9起動可能です。
iBook G4
外見上はIbook G3ホワイトと全く一緒ですが、OS9起動できるモデルはありません。
iBook G3とG4の外見上の見分け方は、CD/DVDドライブがトレイが出てくるのがG3、スロットローディングがG4です。
Power Book G3
すべての機種でOS9起動可能です。
Power Book G4
チタン製のPower Book G4は2機種あり、どちらもOS9起動可能です。
OS9起動可能なチタン製Power Book G4の対象モデルナンバーは、「M8859J/A」「M8858J/A」の2つです。
![Power Book G4チタンの背面](http://blog.yamafd.com/wp-content/uploads/2013/09/Pbg4Titan.jpeg)
チタンの背面
このページの記事は以上です。
いまさらですが「M8859J/A」「M8858J/A」はチタニウムです。
アルミのPowerbookでOS9起動できるものはないはずですよ。
ご指摘ありがとうございます。
そうでした。
OS9ネイティブのチタンPBG4が一時プレミア価格になっていました。